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宅建士資格と資格取得までのスケジュール

宅建士という資格について

不動産業界(とりわけ不動産取引業界)で働く人にとっては必須とも言える資格です。

従業員の5人のうち1人はこの「宅建士」すなわち「宅地建物取引士」(2015年変更前の名称は「宅地建物取引主任者」)が居ないと営業できません。

また、契約時の重要事項説明書の交付と説明については、宅建士でなければできません。

以上の必要性から、従業員として、資格を持っているだけで月収アップになる会社も多いです。

不動産取引

宅建士を名乗るまで

  1. 年1回開催される資格試験の合格(合格率は毎回15%程度)
  2. 2年以上の実務経験または講習を受けること
  3. 登録して宅地建物取引士証の交付を受けること

宅建士試験の受験スケジュール

7月には準備を開始しないとその年の試験には間に合いません。

時期行動
7月〜 申し込みを行う(受験手数料は7,000円)
9月〜受験票が送付されてくる
10月第3日曜日
13時〜15時
受験
12月〜合格発表・合格証書が送付されてくる
宅建士試験スケジュール表

宅建士試験の形式と範囲と合格点

試験問題は全50問を2時間で解きます。シンプルに全て4択問題です。

学習時間が足りない!という人は、宅建業法と民法で合計34問をしっかり取れるようにして、その他は勘とノリで鉛筆を転がせばいけるんじゃないかと思います。

合格点は31〜37点(年によって変動あり)で、およそ7割取れれば合格できます。

法律等に関して初学者であれば、150時間程度の学習時間は欲しいところです。

範囲出題数
宅建業法20問
権利関係(民法など)14問
法令上の制限8問
税・その他8問
合計50問
宅建士試験の範囲と出題数